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  • 2015.08.18 Tuesday

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    地元産米使用のいわき市の学校給食。選択の自由についての協議の結果をお知らせします

    • 2015.07.03 Friday
    • 21:05

    全国のみなさんにご協力を頂きました、子どもたちを内部被ばくから守るための全国署名と要望書を、いわき市教育長に提出してから、9か月が経とうとしています。
    http://ansinmama.jugem.jp/?eid=13

    約1年半に渡って続けて来た要望は教育長の判断によって却下され、2014年の12月から、地元産米の使用はスタートしました。
     

    その際に、「強制ではなく、不安な家庭についてはお弁当またはご飯の持参も認める」と選択肢が設けられ、希望があれば申し出るという方法が取られることになりました。
     

    しかし、この件は地元産米に切り替わるというお知らせがされた2014年10月にお便りが配布されましたが、申出書は希望した家庭のみに配布されるため、存在を知らなければ、申し出ることができません。
     

    要望書提出後の2014年12月に教育長との面談を行った時にも、新入学時の説明会の際、全家庭に周知をしてほしいというお願いをしましたが、残念ながらそれは実行に移されず、各学校長の判断に委ねられることとなりました。

    教育委員会との協議を続ける中で、新入学児の母親らからの情報を得て、前回の協議(5月)の際に改めて依頼をしたところ、教育委員会として、次のような決定をしたと回答がありましたのでお知らせ致します。(7月1日の協議の内容)
     

    これまで、アレルギーや腹痛、放射能による不安などによる、給食、ご飯、牛乳などの停止、再開の申し出書は、6種類に分かれていましたが、今後は用紙をひとつに統一し、新たな申出書を作ることになり、来週には各学校を通して全家庭に配布されることになります。
     

    教育委員会のホームページからもダウンロードが可能になります。
    http://www.city.iwaki.fukushima.jp/kyoiku/somu/hokentaiiku/020976.html


     

    また、このような選択をすることによって、同調圧力による子どもの負担は大きくなることや、デリケートな問題であるのにも関わらず、先生からの心ない対応で深く傷つくパターンもあることなど、現場からの声として細心の注意を払うように、先生方に伝えてほしいということも、強く要望しました。
     

    目には見えない苦しみや悲しみを見過ごすことなく、その後の影響についても想像力を持って心を配ってほしいということは、これまでも何度もお伝えしています。
     

    なかなか伝わりにくいことですので、具体的な例を出してイメージしてもらったりと、私たちとしてもできる限りの伝える努力は重ねています。
     

    力不足ではありますが、このような結果となりました。

    以下は、27年度4月末の時点での、お弁当持参、ご飯のみ持参の生徒数です。
    ()の中は26年度9月との比較です。

    しかしこれは、「身体の健康を守るか」「心の健康を守るか」のどちらかを選ばなければならないという苦渋の選択を強いられた結果の数字であり、不安に思いながらもそれを行動に移すことができないという実態が潜んでいます。

    複雑な問題によって、矛盾だらけの世界になってしまった原発事故後の暮らし。

    言葉に表すことのできない苦しみを、なんの罪もない子どもたちに背負わせることになってしまったことは、とても重たい現実だと感じています。



    お弁当持参の生徒数 小学校 8名(+6)
              中学校 4名(+2)
    ご飯のみ持参の生徒数 小学校 224名(-54)
               中学校 37名(-1)

    以上です。