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    原子力行政を問い直す宗教者の会のみなさんが、いわき市長、教育長あてに意見書を送って下さいました

    • 2014.03.23 Sunday
    • 08:41
    3月21日付で「原子力行政を問い直す宗教者の会」のみなさんが、今私たちが声を挙げている子どもたちの学校給食の問題について、いわき市長、教育長あての意見書を送って下さったというお知らせを受け取りました。

    原発事故の被害の中にありながら、風評被害払しょくのため、復興のために、子どもたちに更なる被ばくを強いるというこの重大な問題に注目をして下さり、このような具体的なアクションを起こして下さったことに、心からの感謝を申し上げます。


    以下に、その文面を貼り付けさせて頂きます。
     
    平成26年3月21日
    いわき市長 清水敏男様
    いわき市教育委員会教育長 吉田尚様
     
    「子どもを内部被ばくから守るため、給食の食材に配慮を願う要望書」(子どもたちの安心・安全を考えるいわきママの会)に関しての意見
    原子力行政を問い直す宗教者の会
                           代表世話人
    長田 浩昭(真宗大谷派)
    大河内 秀人(浄土宗)
    内藤 新吾(日本福音ルーテル教会)
    岡山 功(真宗大谷派)
    後藤 由美子(真宗大谷派)
     
     私たちは平和を願い、原子力行政のあり方を問い直す宗派を越えた宗教者の全国的な集まりです。東日本大震災から3年の月日が流れ、貴市におかれましては大震災のご苦難を越えて復興への歩みを進めておられますことに深く敬意を感じております。津波に加わった原発事故による放射能汚染に関しては、想定されていなかった状況を迎えられ、その捕えがたい性質から、人々の被曝防御と復興とのはざまでどれほど心砕いておられることかと推察いたします。
    福島県民健康管理調査では、被曝との関連が唯一世界で認められた病気である小児甲状腺がんの子どもさんが多数見出され、福島医大の見解として「放射性物質の影響は考えにくい」とされています。それが「考えられない」のではなく、「そうかもしれない」という意味であることを思えば、特に子どもたちへの被曝防御に力を入れることは、まっとうな判断だと思われます。その点貴市においてさまざまな面で続けられている賢明な判断は、他地域でも学ぶべきことと思われます。
    しかしながら、国、県など、未だ大きな単位で共有することのできない放射性物質の危険性に対し「賢明な防御」を続けるのは、ごく当たり前の復興への歩みとは矛盾してしまうがゆえに、さまざまな苦悩をともなうことであることを容易に察することができます。その苦悩は個人におよび、個々の判断で危険回避を実行しようとすれば、家族の中でさえ判断が分かれてしまい、全く別の次元で起きる被曝の二次的な被害として、家族や地域の人間関係が分断されるという悲しむべき事態が起こっていると聞き及びます。しかしこれは、さまざまな面で放射性物質の拡散を防ぐことができない現状において、今や全国へ広がりつつある問題です。
    核分裂により生成された放射性物質というものが、いのちに対しどのような働きをするかは、広島、長崎原爆、核実験、原子力発電および原発事故等を通じ明らかになって来ています。しかしその事実は均等に伝えられることがありません。その混乱した社会状況の中で、少なくとも最もリスクの高い子どもたちを守ることは、この国が本当に復興する方向へ向かうことの、外すことができない条件であると考えられます。
     この度、貴市在住の母たちからなる「子どもたちの安心・安全を考えるいわきママの会」が「子どもを内部被ばくから守るため、学校給食の食材に配慮を願う要望書」を出されたと知り、まさにそこに、いのちを守る根源的な母性の願いを見る思いがしました。それは私たちの誰一人受けることなくしては成長することのできなかったいのちをつなぐ大本です。この願いを大切に扱うことなくして、果たして私たちの未来はあるのだろうかと、深い部分で大きな問いを自らにもせざるを得ません。なにとぞ危険回避の予防原則にのっとり、復興の主体、大切な未来そのものである幼い人々の平等な被曝回避となる、給食に関する上記の要望をかなえていただけますよう、お願い申し上げます。 
    以上
     
     
    「原子力行政を問い直す宗教者の会」は、この問題を宗教的課題として向き合う宗教者(信仰者)の宗教宗派を超えた緩やかなネットワークです。1993年の結成以来、原発や各関連施設の立地や消費地において研究集会や申入れ行動などを行なってきました。2001年には『原発 総被曝の危機』を出版し、また2008年の敦賀市での全国大会に於いて「原発震災」を取上げ、警鐘を鳴らしてきました。しかしながら昨年3月11日、恐れていたことがまさに現実化してしまい、軍国主義や植民地支配に利用され協力した歴史を思い起こし、深い悲しみと反省の気持ちをこめ、原子力への問題意識を共有する仲間と共に、子どもたちの保養合宿はじめ、寺院・教会・関係施設での避難者受入れや支援活動を行なっています。
     
     
    原子力行政を問い直す宗教者の会 世話人一覧
     
     
    永江雅俊  北海道  浄土真宗本願寺派
    岩田雅一  青森県  日本基督教団
    福澤定岳  青森県  曹洞宗
    梅北陽子  青森県  日本基督教団
    結柴依子  秋田県  真宗大谷派
    梅森寛誠  宮城県  日蓮宗
    和田至紘  福島県  真宗大谷派
    片岡謁也  福島県  日本基督教団
    片岡輝美  福島県  日本基督教団
    田中徳雲  福島県  曹洞宗
    藤井学昭  茨城県  真宗大谷派
    大和永乗  茨城県  高野山真言宗
    成田小二郎 埼玉県  カトリック
    泉谷五十鈴 埼玉県  日本基督教団
    栗原 茂  千葉県 日本福音ルーテル教会
    内藤新吾  千葉県 日本福音ルーテル教会
    田中義元  千葉県  曹洞宗
    大河内秀人 東京都  浄土宗
    渡辺 峯  東京都  日本基督教団
    中下大樹  東京都  真宗大谷派
    東海林 勤 東京都  日本基督教団
    富田直美  東京都  日本バプテスト連盟
    平良愛香  神奈川県 日本基督教団
    池迫直人   神奈川県 日本基督教団
    巨谷 学   新潟県  真宗大谷派
    畠山 浄   石川県  真宗大谷派
    西條由紀夫  福井県 日本バプテスト連盟
    岡山 巧   福井県  真宗大谷派
    中嶌哲演   福井県  真言宗御室派
    立花由美子  三重県  カトリック
    松岡由香子  滋賀県  日本基督教団
    小笠原順子  京都府  教派神道
    三好龍孝   大阪府  日蓮宗
    加藤順教   大阪府  浄土真宗本願寺派
    山崎喜美子  和歌山県 日本基督教団
    田中英雄 兵庫県 日本自由メソジスト教団
    長田浩昭   兵庫県  真宗大谷派
    市川 哲   兵庫県  日本基督教団
    高田 進  兵庫県  日本バプテスト連盟
    後藤由美子  兵庫県  真宗大谷派
    多賀徹生   島根県  真宗大谷派
    塚田正昭  香川県  日本バプテスト連盟
    蓮原耕児   福岡県  真宗大谷派
    野中宏樹  佐賀県  日本バプテスト連盟
    深澤 奨   長崎県  日本基督教団
    木村武志   宮崎県  日本基督教団




    「原子力行政を問い直す宗教者の会」のみなさん、本当に、ありがとうございました。

    この給食の問題は、子どもたちが健康に生きる権利を奪う問題です。

    原発事故というあってはならない事態が起こり、子どもたちはリスクを背負わされてしまいました。

    これぐらいの我慢はしてもらわないと・・・と言いながら、子どもたちに更なる被ばくを強いることは、あってはならないことであり、このおかしな動きは、なんとしても食い止めなければならないことです。

    私たちは、子どもたちの命がこんなにも軽く扱われてしまっているという事態に対し、「これは重大な問題である!」という受け止め方で声を挙げ続けておりますが、その声は当たり前とは受け止めらず、今のところ今年の新米から使用するという案が優勢のようです。

    本当にそれでいいのでしょうか。

    私たちは今、責任ある大人として何をしなければならないのでしょうか。

    原発事故の被害を受けた自治体の大人たちが共に立ち上がり、子どもたちのためにもこれ以上の過ちを繰り返さないと宣言しながら

    子どもの未来を尊重するやさしい社会を目指すため、正しい判断をすることを、ひたすらに願っています。